【EDH】《溜め込む親玉》《Saw in Half》コンボまとめ

《溜め込む親玉》

溜め込む親玉

普通に場に出すのは召集を考えても重いので骨が折れるが《納墓》《再活性》でリアニメイトなら速攻向き。

《溜め込む親玉》は単なるサーチカードではなく、+αで即死コンボになるため、今日はその解説。

基本のコンボルート

戦場に出たら《Saw in Half》をサーチする。

Saw in Half. 切断マジック

《Saw in Half》で《溜め込む親玉》を2体に増やし、《Sacrifice》《深淵への覗き込み》をサーチし、順に唱えて勝ち。

黒2マナ残した状態で《深淵への覗き込み》を使うことになるので、さすがに勝って…

《Sacrifice》は《Burnt Offering》でも可。

《Sacrifice》の上位互換。生け贄に捧げたクリーチャーの総コスト分の黒か赤マナが好きな組み合わせで出るが、テキストに赤マナシンボルを含むので固有色に黒赤が必要。

《納墓》《再活性》からスタートすると必要マナはBBに追加して、《Saw in Half》を召集で唱える際に無色2マナ必要。

召集用のクリーチャーが別にいれば、この無色2マナは軽減可能。

クリーチャーが2体いればBBのわずか2マナで、全部マナで支払っても2BBと軽い。

更に手札に《動く死体》など2マナ以下のリアニメイトカードの2枚目がある場合、召集用のクリーチャー無しで最小コストのBBで唱えることが出来る。

最初のサーチで《弱者選別》を持ってきてくる。

《弱者選別》召集で《親玉》をサクって黒4マナ→《動く死体》で《親玉》を釣り直す(残黒2マナ)→《Saw in Half》をサーチして、残っている黒2マナと《親玉》の召集で唱えることが出来る。

《動く死体》でなくても《弱者選別》を持ってる場合も、リアニメイトをサーチすることで同様にコンボ可能。

《深淵への覗き込み》を唱えたら実質勝ちではあるが、一応ここから繫ぐ別の勝ち手段について、いくつか具体例を挙げる。

黒単の場合

引いてきたマナアーティファクトや《暗黒の儀式》などから《スカージの使い魔》出してマナを増やす。

《スカージの使い魔》を引けていなくても、《悪魔の教示者》でサーチしたり別のリアニメイトで《溜め込む親玉》を再び場に出しても良い。

もしくは《ヨーグモスの意志》で儀式系カードや《Sacrifice》を再利用しても良い(通常なら《溜め込む親玉》のコピートークンが一つ残っている)

マナが増えれば《霊気貯蔵器》などエンドカードへ。

黒単で使えるコンボについては下記も参照。

黒単では軽くて枚数の少ないコンボが限られるので、無色の無限コンボも選択肢になる。

《溜め込む親玉》に繋がる《納墓》+《再活性》の最軽量で2-4マナで仕掛けられるコンボは価値が高い。

代替カードが多いことも利点で

《納墓》の代替は《無名の墓》《生き埋め》《不快な納墓役》《墓破りのラミア》《最後の別れ》など。

《再活性》の代替は《動く死体》《Dance of the Dead》《頑強》《ネクロマンシー》など。

ちなみに《最後の別れ》は《溜め込む親玉》を墓地に落としつつ《再活性》をサーチすることが出来る。

上述の通り《再活性》やリアニメイトカードは重複した場合に利点があるし、《納墓》系のカードも《スカージの使い魔》をリアニメイトで手に入れたり、《ヨーグモスの意志》で使うために墓地に落としたりと使い道が多い。

黒赤の場合

赤を含む場合、《深淵への覗き込み》が決まった後、《死の国からの脱出》を設置して《ライオンの瞳のダイアモンド》でマナを増やせるので、大量ドローした後に必要なマナはサーチカードを経由しても少なめ。

《死の国からの脱出》を設置できれば《納墓》系のカードは全てサーチカードになるので無駄がない。

ここから適宜2枚コンボを仕掛ける。

コンボは何でも良いが、例えば《Saw in Half》を適当なクリーチャーに唱えた後、《二重詠唱の魔道士》を戦場に出してコピーし、以降は《二重詠唱の魔道士》を無限に生成。

《最後のチャンス》で追加ターンを得て、アタックして勝てる。

《二重詠唱の魔道士》を《Saw in Half》で増やして2体にすると、片方は《Saw in Half》のコピーに必要だがもう片方は持て余すので、最初に《二重詠唱の魔道士》を唱える前に《稲妻》を唱えてコピーし続けて無限ダメージにすることも可能。

他にも《オークの弓使い》《黙示録、シェオルドレッド》を設置して《深淵への覗き込み》を相手に使う、《Wheel of Fortune》を何度も使うことでも勝てる。

《黙示録、シェオルドレッド》+《Wheel of Fortune》だと相手の《一つの指輪》のプロテクションを無視して勝つことが出来る。

途中で《忍耐》や除去で妨害される可能性があるので、あらかじめ《防御の光網》《征服者のフレイル》の設置をしたい。

《耐え抜くもの、母聖樹》《天上都市、大田原》には突破されてしまうので《偏向はたき》で備えるか、サブプランとしての運用に留める必要はある。

青や緑の場合

青が有れば、沢山引いたら適当に《タッサの神託者》《Demonic Consultation》で勝てそうだが、せっかくなので他の選択肢も。

《二重詠唱の魔道士》と同様に、《練達の魔術師、ナル・メハ》で《Saw in Half》をコピーすれば無限トークンになるので、青なら《時間操作》などで追加ターンを得てアタックで勝つことが出来る。

《記憶の壁》を場に出すと《Saw in Half》で増やした後、《Saw in Half》《Sacrifice》の2枚を回収して、《記憶の壁》を増やしてマナも増えるので無限黒マナになる。

《Sacrifice》で5マナ出るので、《Saw in Half》と《Sacrifice》を唱えて1マナ余る

黒マナが十分増えたら、《Saw in Half》だけを使い続けると、《Saw in Half》の回収と同時に墓地のインスタント・ソーサリーを好きなだけ回収可能になるので、《タッサの神託者》とは別の勝ち筋になる。

総コストが5マナ以上の墓地回収可能なクリーチャーなら再現可能なので、緑の《ムラーサの緑守り》、赤の《革命主義者》などでも可能。

《深淵への覗き込み》を使わない場合

《深淵への覗き込み》は《オークの弓使い》が怖いため、一応別のルートも考えてみる。

黒単の場合

《Saw in Half》で2体に増やした後、《Sacrifice》と《ヨーグモスの意思》を持ってくる。

《Sacrifice》で黒8マナ出して、《ヨーグモスの意思》を唱える。

墓地から《Saw in Half》を唱えて《親玉》トークンを2体に増やし、カード2枚をサーチ可能。

《Sacrifice》を墓地から唱え直すと、黒12マナ(と召集による軽減)と好きなカード2枚になるので、2枚コンボに繋がる。

《ヨーグモスの意思》を使用しているので墓地が絡むコンボは使えないが、例えば《オニキス教授》+《煙霧の連鎖》など。

《ヨーグモスの意思》を直接持ってくるのではなく、《悪魔の教示者》を挟んで《ヨーグモスの意思》を持ってくると、3枚サーチも可能。

黒赤の場合

《納墓》+《再活性》で《溜め込む親玉》を釣り《Saw in Half》でトークンを2体生成。この時点で浮きマナは0とする。

①《Burnt Offering》《死の国からの脱出》サーチ、召集で唱える(残り黒4赤3マナ)

②《納墓》《Burnt Offering》《再活性》をコストに《Saw in Half》脱出で親玉トークンを増やす(残り黒1赤3マナ)。

③《双つ身の炎》と《二重詠唱の魔道士》サーチし召集で唱える。

無限トークンで攻撃して勝ちだが、《一つの指輪》プロテクションや《出現領域》で《親玉》を釣った場合のインスタントウィンを決めるために、もう少し追加する。

この時点で黒1マナ残っているので、

④《双つ身の炎》のオリジナルを解決して、親玉トークンのコピーを出し《Sacrifice》をサーチし召集で唱えてトークンを生け贄(残り黒9マナ)。

⑤《双つ身の炎》《溜め込む親玉》《Sacrifice》をコストに《Saw in Half》脱出。親玉トークンを増やす。

⑥《食肉鉤虐殺事件》をサーチして、X =2で唱えて《二重詠唱の魔道士》のトークンを一掃して対戦相手は大量のルーズライフ。

その他の色でコンボを組むヒント

《Sacrifice》《Burnt Offering》でマナを増やすので基本的には黒か赤マナを生み出すことしか出来ないが、他の色のカードでも1枚だけであれば無理なく組み込める。

エルドレインの森から《鏡に願いを》が登場したおかげである。

《Saw in Half》で増やした親玉トークンを協約してコストを踏み倒すことが出来る。

例えば上記の黒単での《ヨーグモスの意志》を使用して《Saw in Half》《Sacrifice》を墓地から唱えた後、大量の黒マナと好きな2枚のカードとなるところで、《鏡の協約》+コンボパーツを探せば他の色を含む様々な2枚コンボが可能になる。

それこそ、《タッサの神託者》+《Demonic Consultation》も可能。

親玉コンボの弱点

基本的には妨害は何でも効いてしまう。

《敵対工作員》《エイヴンの思考検閲者》などサーチ制限はもちろんダメ。

リアニメイトする際の墓地対策、《溜め込む親玉》に対して《Saw in Half》を使うところでクリーチャー除去など。

更に《Saw in Half》を使用したところで、対戦相手に《二重詠唱の魔道士》を出されると相手が無限トークンを出してしまうので、そのまま妨害カードでコンボを止められると一気にピンチになる。

更に《深淵への覗き込み》を狙う場合は相手の《偏向はたき》は怖いし、《オークの弓使い》で瞬殺されるリスクもある。

《黙示録、シェオルドレッド》を対戦相手がコントロールしていても決まらない。

まとめ

《溜め込む親玉》のコンボは弱点は多いものの軽さとパーツの代替品が多い点が魅力。

黒単ではこれより軽いコンボは無いため、早く仕掛けるなら十分選択肢になる。

《暗黒の儀式》《魔力の墓所》など使用して2ターン目までに仕掛けやすい。

自分で使うことは勿論、使われることも多い(と思う)コンボなので、コンボの特徴は抑えておいた方が良いと思う。

ではまた。

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