【EDH】統率者マスターズから確保しておきたい再録カード

基本的にはレア以上で、ある程度の値段がして、よく使われる汎用的なカードを独断と偏見でピックアップ。

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『統率者マスターズ』カードイメージギャラリー
『統率者マスターズ』で登場するエキサイティングなカードの数々をご覧ください!

《堂々たる撤廃者》

《沈黙》と違ってシンボルがキツいだけあって、《狼狽の嵐》《否定の力》で引っ掛からず、除去では対処できないので、押し通す力は強い。

《魂の洞窟》を挟めば盤石だが、多色デッキだとそこまで採用はなかなか厳しい。

手札にあるカードはクリーチャー・カードなので起動型能力の制限に引っ掛からず、例えば《フェアリーの忌み者》は使用可能なので注意。

また、土地である《天上都市、大田原》や《耐え抜くもの、母聖樹》で介入されるので絶対の信頼はおけない。

《忠臣》

何でも釣れる《霊体の先達》と比べると大分軽い。

伝説のクリーチャーは、《穢れた血、ラザケシュ》《血の取引者、ヴィリス》などデッキの核になるパワフルなものがある。

《適者生存》で釣りたいものを墓地に送って《忠臣》を持ってきて釣るテクニックも。

《セヴィンの再利用》

《直観》のお供。

墓地回収は初手で腐るのが難点だが、《セヴィンの再利用》はフェッチランドを拾ってマナ加速として消化でき、フラッシュバックがあるので序盤に使ってしまって墓地にあっても問題ない。

《息詰まる徴税》

4マナは確かに重いし、せっかく出しても《波止場の恐喝者》を相手に出されて全ての宝物を切らざるを得ない場面も出てくるが、最近のEDHは強力なドローを多数採用するデッキが多いので、候補には挙がってくるカード。

適当に入れても悪くはない性能、青が多ければ効果が大きいので、確保しておくが無難。

《アミナトゥの占い》

赤黒を含む速攻デッキでは出番がないが、そうでない長期戦思考の青デッキだと、こういったパワフルなカードが複数必要になる。

捲った8枚の中から、フェッチランドを置いて《神秘の聖域》で《アミナトゥの占い》をトップに積みつつ《召し上げ》を唱えるのが最高に気持ちいい瞬間。

《荊州占拠》

対象を取らない貴重な追加ターン。

《偏向はたき》の使用率が高いので、《時間のねじれ》とは強さに雲泥の差がある。

値段も跳ね上がっていたので、持ってなかった人にとって再録はありがたい。

《徴用》

青が濃くないと使えず、打ち消された時のリスクも大きいが、奪うものによってはリターンが大きい。

《暗黒の儀式》などから素早く唱えられた《むかつき》、1ターン目の《太陽の指輪》や早い段階の《リスティックの研究》など。

多人数戦では他者を出し抜くためにハイリスク・ハイリターンのカードは強いと思っているので、青が濃いなら使いたい。

《サイクロンの裂け目》

自分のパーマネントを戻せないデメリットや、2マナという絶妙な重さは調整の結果として抜けることもあるが、とりあえず青ければ突っ込んでおけば、何かの時に逆転勝利を運んでくれる。

《激情の貢献》

条件の緩い0マナカウンター。

説明不要の強カードであり、場に出すことを想定している統率者であれば、統率者が重くても採用した方が良いくらい強い。

《親身の教示者》

《神秘の教示者》は《魔力の墓所》のような序盤を支えるカードをサーチできないので少し弱い上に、《親身の教示者》はソーサリー限定なので《むかつき》《Demonic Consultation》にアクセスできないところが更に弱い。

しかし《アミナトゥの占い》《召し上げ》のようなパワーカードを叩きつける構築ならば、出番はある。

《呪文探求者》

サーチカードとしては微妙(それでも青単では貴重)。

青緑のデッキでは、豊富なクリーチャーサーチからスペルに変換する手段として大事。

例えば《トラシオス》&《ティムナ》では、《呪文探求者》を入れておけば《異界の進化》《破滅の終焉》は《タッサの神託者》にも《Demonic Consultation》にもアクセス出来ることになる。

《最高工匠卿、ウルザ》

どんなデッキでも使える強さではないが、アーティファクト主体の遅めのデッキであれば活躍する。

マナ能力と並んで重要なのはトークン。

青いデッキではクリーチャーが貧弱なので殴られがちで、長期戦ではライフが落ち込んで厳しいことになるし、《ティムナ》に沢山カードを引かれてしまう。

ウルザのタフネス4と、トークンが4/4くらいで立っていると地上はほぼ通らなくなる。

《致命的なはしゃぎ回り》

0マナ除去は強いのだが、マナコスト4は《むかつき》を使う上では気になるのと、統率者が死ぬと使えなくなるせいで、あまり使いたくないタイミングで使わされる欠点がある。

しかし黒の除去は、例えば《血の復讐》《殺し》だと《敵対工作員》などの黒い生物が倒せないなど、実は汎用的な万能除去がないので、結局のところ《致命的なはしゃぎ回り》に帰ってくる気がする。

《悪魔の教示者》

最強のサーチカード。

黒なら必須。

《不浄なる者、ミケウス》

赤や青がない黒のデッキ、例えば黒単ではしばしばエンドカードとして活躍する。

《トリスケリオン》や《歩行バリスタ》+サクリ台で無限ダメージのコンボにしたり、無限頑強、《スランの医師、ヨーグモス》と組み合わせて不死の+1/+1カウンターを相殺して悪用したり。

《穢れた血、ラザケシュ》

1-2体の生け贄がいれば即死コンボになる。

最近は《溜め込む親玉》という強力なライバルが出てきて、あちらは釣った瞬間におまけのクリーチャーか余剰マナが合わせて2つあれば即死コンボになる。

更に《ラザケシュ》は生け贄が少ないところからコンボを決めるためには専用パーツが複数必要なので、差別化のためには伝説である点を生かす必要がある。

《無名の墓》《頑強》を考えると伝説でないことの方がメリットがありそうだけど…

《ラザケシュ》からのコンボルートについてはこちらも参照。

《毒の濁流》

《滅び》と並んで黒では使いやすいリセット。

劣勢の時に使うにはライフコストが響くので、長期戦を考えるデッキでライフゲインがないと使いにくさも目立つ。

サーチカード用に1枚だけリセットを採用する場合、結構悩むところではある。

白があるならピン除去としても使える《滅ぼし》が使いやすいけど。

《偏向はたき》

《深淵への覗き込み》を奪うなどゲームを決めうる使い方が出てくることから、個人的には《激情の貢献》より評価が高い。

相手のカウンターの対象を《偏向はたき》に変えることでカウンター合戦として使うことも勿論可能だし、対象を取らない適当な呪文に“から打ち”みたいにも使える。

《死の国からの脱出》で墓地が足りないときなんかに大事なテクニック。

《山賊の頭、伍堂》

多勢の兜を持ってきて無限アタックは古来より存在するコンボだが、未だに赤単など一部のデッキでは候補に挙がる。

1枚コンボだし、EDHには瞬間的なマナ加速は豊富だし。

↓《伍堂》のコンボはこちらでも紹介。

《鍛冶の神、パーフォロス》

こちらもコンボパーツとして稀に見かける。

クリーチャーを無限に出し入れするコンボは多い上に、パーフォロス自体がクリーチャーなので生物サーチを共有できるメリットがある。

顕現して殴ってるところは見たことが無い。

《孔蹄のビヒモス》

緑のエンドカード。

クリーチャーを並べることが前提だが、緑ではサーチしやすい生物で1枚で勝てるので、緑単では下手なコンボよりも殴り勝ちの方が狙いやすかったりする。

実際のところクリーチャーが並んでいるとインスタントの除去で一体くらい落としても焼け石に水で、《孔蹄のビヒモス》はクリーチャー呪文なので打ち消されにくく、《アロサウルス飼い》のバックアップも期待できる。

《破滅の終焉》

使いやすいサーチカード。

《ガイアの揺籃の地》のマナを使って《タッサの神託者》を出すために、あえてこちらをサーチすることともある。

X= 10以上の効果もインクの染みではなくて、無限マナ無限ドローコンボからの締めに活用できるので、腐りにくい無限マナの使い道として使える。

殴り勝ちプランも《ガイアの揺籃の地》がある緑では狙えなくもないコストで、《孔蹄のビヒモス》に繫げば120点も余裕で一発。

《絢爛なビヒモス》

結構好きなカード。

統治者になれるので即座に除去されても損失が少ない。

《自然と秩序》から暇なときのアクセス先に有用だと思うが、大抵はマナ増幅の恩恵を得るためには1ターン待つ必要があり、その間に統治者を取られると面倒なことになることも。

高コストなのに即効性の無さは気になる点でもある。

《野生の心、セルヴァラ》

統率者として使う以外にも、《ウェザーライトの艦長、シッセイ》では無限コンボのパーツとして使える。

好きな色の組み合わせというのは珍しく、今後もコンボパーツになる可能性を秘めている。

《宝石の睡蓮》

説明不要の強いマナ加速。

2マナしか使い切れない統率者でも、早出しに意義があれば考慮に値する。

クラウドランド各種

今回は対抗色の2色土地が再録。

基本土地タイプを生かすデッキでなければ、デメリット無しの2色土地としてよく使う。

デッキ構築にもよるが、4色デッキ以上だと重要な色の組み合わせに絞ることが多いと思う。



というわけで統率者マスターズの再録カードについて考察終わり。

多色カードは統率者としての使い道が主で、あまり汎用的な感じではなかったので今回は割愛した。

《波止場の恐喝者》が無いのが悔やまれるが、良いカードが揃っているので、持ってない人は今回のセットを機に色々と集めてみると良いですね。

ではまた。

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