【EDH】晴れる屋のスーパー・エキサイティング・コマンダーについて考える

EDHの禁止カードの中から5種類選んで使えるゲーム。

禁止カード復活!?スーパー・エキサイティング・コマンダーにそなえろ!! | 【晴れる屋】記事|MTGに関する読み物を更新

新しい試みは素晴らしい。

皆の夢が詰まっている。

5枚も使えるとやりたい事全部詰め込められるので、良い塩梅だと思う。

パワー9格差があるので競技志向には繋げにくいが、どうせほとんどの人は使わないと思うので、パワー9や《Time Vault》のような普通のEDH勢が持ってない超高額カード以外の最適解を考えてみる。

最強コンボ、ハルクフラッシュ

統率者戦(EDH)の閃光と変幻の大男。ハルクフラッシュ。

2枚コンボ、2マナ、インスタントウィン可能、《変幻の大男》は0マナの《召喚士の契約》でサーチ可能と歴代のEDHのコンボの中でもぶっちぎりで強い。

ハルクフラッシュ全盛期は迂闊にフルタップしたり、カウンター合戦をすると、インスタントで被せて勝ちを取られる非常に難しい環境だった。

奇襲性や独特の駆け引きから、慣れてない人が混じると通る確率は高く、間違いなく最強コンボ。

基本パッケージは、《タッサの神託者》《呪文探求者》《ブラッド・ペット》で、《Demonic Consultation》をサーチ。

パーツが手札に来たときのマナ回復手段に《フェアリーの大群》を入れておくとかなり役立つ(赤があるなら《波止場の恐喝者》で良い)。

ハルクフラッシュはパーツが多くて1枚くらいは手札に来がち。

相手の《忍耐》が見え隠れするなら黒1マナ追加して、《堂々たる撤廃者》《呪文探求者》《臓物の予見者》の3枚を探し相手の行動を封じてから《再活性》で《変幻の大男》を釣って再度生け贄。

2回目のハルクで《タッサの神託者》《幻影の像》をサーチして、《呪文探求者》コピーから以下略。

※追記。《目覚めた潜伏工作員》なら追加マナ不要でしたね。

青黒緑が最低限必要なカラーとなるが、出来れば白も欲しい。

《不屈の巡礼者、ゴロス》を統率者にして《ファイレクシアの塔》をサーチすると、《異界の進化》や《新生化》からの《ムラーサの緑守り》を挟んで《新生化》もう一発で《変幻の大男》に繋がり即座に生け贄にできる。

《閃光》《ゴロス》《魔力の墓所》《波止場の恐喝者》《トレイリアのアカデミー》の5点セットは安定の強さだろう。

《商人の巻物》から《閃光》の1KILL率を上げるため《宝石の睡蓮》より《トレイリアのアカデミー》の方が良いと思う。

例によってハルクフラッシュ全盛期に最強の一角だったトラティムも当然あり。

この場合、ゴロスより統率者分のフリースロットが増えるし、ハルクフラッシュはマナ加速をそれ程必要としないので《波止場の恐喝者》も無くても困らない。

《閃光》を使う上で1ターン目にチューターから《魔力の墓所》の動きが不要なので、無色2マナを使わないトラティムは動きに一貫性が出る。

1ターン目にチューター、2ターン目に《閃光》を構える。

1ターン目にマナクリ、2ターン目にチューター1枚使って《閃光》か、様子見の《ティムナ》

軽いジェネラルは《激情の貢献》をうちやすく、《弱者選別》+《ヨーグモスの取り引き》を採用することも可能。

ハルクフラッシュをチラつかせて皆の身動きが取れなくなったところで《ティムナ》でアドを稼ぎ続ける動きがいやらしい。

黒の禁止ドロー2種を見据えて《トレストの使者、レオヴォルド》《船殻破り》で守りを固くしても良い。

何なら《レオヴォルド》統率者でも。

《ヨーグモスの取り引き》《グリセルブランド》

どちらも出したら勝ちなのだが扱いに難あり。

カード2枚で2マナ即死コンボがあるので、1枚コンボ的な運用が欲しい。

《ヨーグモスの取り引き》は《むかつき》に1マナ足すだけなので、《ログラクフ》《弱者選別》から簡単に出せる。

《トレイリアのアカデミー》も備えて、ログサイは1KILLがかなり現実的になってくる。

ハルクフラッシュでも1KILLはあり得るがサーチに手こずる場合があることを考えると、平均スピードではログサイが優位になるのではと思う。

また《グリセルブランド》は統率者に指定できるので、デッキの中はマナ加速を詰め込めば良い。簡単。

概ね3枚の強い加速を使えれば《グリセルブランド》は登場可能。

例えば《沼》《魔力の墓所》《宝石の睡蓮》《暗黒の儀式》で1ターン目に8マナ。

チューター経由も考えれば2ターン目に登場なんて普通じゃない?もう1枚土地を置けるから加速のハードルも下がるし。

オマケとして、こういうカードも遂に使い道が。

資産が許すなら《グリセルブランド》《Black Lotus》《Mox Jet》《魔力の墓所》《宝石の睡蓮》で。

統率者として確実に出てくる《レオヴォルド》が困るので、黒いクリーチャーも除去出来るカードが欲しい(つまり《殺し》《殺戮の契約》では力不足の可能性あり)

《チャネル》《エムラクール》

一人は実質退場、他のプレイヤーは展開次第だが、突出したプレイヤーを最初に滅殺すれば結構な確率で勝てると思う。

しかしハルクフラッシュを使わないデッキならアリだが、問題はコレを強く使えるデッキ何かある?

1ターン目に《エラヨウ》《ブレイズ》はどうなの?

コンボ特化だと、自分より早い出番の人の上記2枚の統率者で詰む可能性がある。

ただし《ブレイズ》《エラヨウ》側は特定の相手を詰ませることは出来ても勝ち切ることが難しいので、勝つ目的では選択しにくい。

しかしゲームを荒らしを至上とするプレイヤーもいるはずで(勿論それも今回のルールではアリなわけで)、想定外にはしにくい。

ただまあ《エラヨウ》は昔と違って《大田原》《母聖樹》で簡単に突破可能。

《ブレイズ》は土地セット《水蓮の花びら》《閃光》とか、瞬間的な加速から《むかつき》で簡単に切り返せるので、意識せずとも普通の構築でも何とかなるかも。

まとめ

競技的にするにはパワー9のハードルがあるので流行らないだろうが、試みは面白い。

まあ核になる勝ち手段や爆発力がある《魔力の墓所》《波止場の恐喝者》《トレイリアのアカデミー》に枠を取られるので、パワー9を全部使えるとしても取捨選択に悩むのだが。

やっぱ《閃光》はダメだとか、《エラヨウ》は勝ち切れないから実はカスとか、《修繕》は意外と持ってくるものないなあ、などの気付きが得られると、新たな禁止設定を考える場合の礎となる。

どうせカジュアルフォーマットなんだから、めちゃくちゃなイベントは大歓迎。

それこそEDHに求めているもの。

今後定期的に開催されるならパワー9を買おうかな?

 

とはならんので、先々のイベントでは禁止リストの中から超高額カードは除外してもらえると助かる。

それなら遠征して参加します。

ではまた。

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