【EDH】《一つの指輪》の対策

統率者戦(EDH)の一つの指輪。指輪物語。

他の環境で暴れ回っているが、EDHでも強い。

EDHは高速コンボが目立つが、実際の所、青いデッキが構え有って長期戦になることは珍しくない。

青はゲームが長引くと手札がパンパンになってカウンターを構えて難攻不落となるが、一方でライフを守る手段はEDHでは少ないので(即死コンボへの対策の方が重要なので)、三人に殴られて意外とあっさり落ちたりする。

しかし《一つの指輪》はプロテクションが解決してくれるし、青ならバウンスで使い回せる。

長期戦を考えると本当に隙が無いな。

今日はそんな強カードである《一つの指輪》の対策について考えてみる。

制限時間を設ける

《一つの指輪》が真価を発揮するのはロングゲームなので制限時間の少ない大会では生かせない。

実際に先日の神決定戦でも採用数は少ない。

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ただこれは、制限時間という本来のカードの強さとは関係ない要素であり、自分のように大会にあまり出ずカジュアルプレイ主体だと関係の無い話。

制限時間を生かすために突き詰めると、勝ちが見えないときに引き分けに持ち込む手段を考える必要があって、それも何かなあ、と思うので今回は考えないことにする。

相手の《一つの指輪》をコピーする

相乗りしてアドバンテージを稼ぐと2強状態になって他のプレイヤーを置き去りに出来る…かもしれない。

実際の所、4人で群雄割拠の状態よりも、2人だけ飛び抜けていて残りの2人が事実上脱落している状態の方が勝ちやすい気がする。

乱暴な言い方をすれば勝率25%が50%になるみたいな。

脱落するのは初動の失敗や土地事故など相手側の要因だけでなく、強力なドローソースで差を付けることも可能なわけだし。

《神秘的負荷》《リスティックの研究》という強力なカードをコピーできる《エンチャント複製》は対象の狭さから採用されないのだが、アーティファクトのコピーは腐りにくい。

《Copy Artifact》《彫り込み鋼》《ファイレグシアの変形者》のようなアーティファクトのコピーは《太陽の指輪》《魔力の墓所》をコピーするだけでも強かったが、しばしば《友なる石》程度で妥協する必要があった。

しかし今では《一つの指輪》という強力なカードも増えたので、入れ得になってきた感じがある。

もちろん《溜め込み屋のアウフ》でビタ止まりのリスクは上がるが、《アウフ》は《オークの弓使い》で誰かが潰してくれるので現段階では気にする必要は無い。

一方でコントロール奪取はアドが大きいが、タップ状態で奪うとタイムラグがあるので、少しイマイチ。

《ダク・フェイデン》のような軽くて汎用性があればアリかも。

《泥棒スカイダイバー》は基本的には3-4マナでマナソースを奪うのだが、マナフラッドでも選択肢が出るという意味では使いやすい。

《召し上げ》は追加ターンでその点を克服しているが、《召し上げ》自体通ったら勝ちに近いカードなので《一つの指輪》とか関係ない気がする。

ライフを攻める

最近のEDHではドロー能力の強いカードが増え、ゲームが長引くと青いデッキは盤石になって倒せなくなってしまう。

そこで自分のトラティムには《配分の領事、カンバール》《黙示録、シェオルドレッド》というライフを追い詰めるカードを組み込んでいる。

ライフ攻めやライフアドバンテージは序盤には活躍しにくく確かに抜けたり入ったりする枠だが、ゲームが長引くと響いてくる。

ライフが落ち込むと、全員から殴られて落とされてしまうので、チューターで除去をサーチするなど防御的に動かざるを得なくなる。

逆にライフに余裕があると行動制限されない。

何となく黒くてライフをリソースにする速攻デッキから殴りたくなるが、実際には長期戦で勝ってしまう青を叩いておいた方が良いことも多い。

2~3ターンで終わらせるデッキに少し殴ったところでコンボにはほとんど影響しないし、長引けば青がカウンターを構える。

青いデッキを殴って、生かさず殺さずの状態にして、自身が仕掛ける時に一気にライフを詰めて(場合によっては青いデッキを落として)、コンボを決めたい。

ライフを攻めるカードの良い点として、相手にも軽視されがちで一定の成果をあげられること、《溜め込み屋のアウフ》のような妨害は除去された後には無かったことにされてしまうので除去されるまでの時間稼ぎの段階でリソース差をつけないと意味が無いのに対して、ライフ攻めは積み上げた行為が無駄になりにくくほぼ全てのプレイヤーと協力できるメリットがある。

別の対戦相手がライフ確保のために《カンバール》や《シェオルドレッド》を《幻影の像》《ファイレクシアの変形者》でコピーしてくると、カードを引いて有利に立とうとするプレイヤーはすぐにライフが追い詰められて手詰まりになる。

最適化されたデッキほど軽量化して手数で勝負するので、ドローやチューターで少ない除去を探すことになるので、ライフを沢山失ってしまう。

また、一見してライフを攻めるカードは序盤に役に立たないように思えるが、2ターン目に《カンバール》を置くと《むかつき》の抑止力になるし、《死の国からの脱出》も決まりにくくなる。

同様に《薄暮の埋葬布、リーサ》《ラグ・オブ・スマザリング》も相手の行動に反応するのでコンボの抑止力になるし、飛行付きで《ティムナ》と相性が良いが、ここまで突っ込むと攻める気満々になる。

これはこれで別のデッキになりそう。

まとめ

青 vs 青のロングゲームを終わらせるために、皆でライフを攻めよう(ライフを攻める手段は他のプレイヤーと相乗効果が期待できるため)。

ではまた。

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