2026年1月23日発売のローウィンの昏明より驚愕のパワーカードが公開された。

《激情の共感者》すら使われる環境。
緑のクリーチャー主体のデッキで定番となるだろう《並外れた語り部》について考察する。
ETBで万能サーチは貴重
《獣相のシャーマン》はタイムラグが問題。チェインコンボに使えない。
緑には《俗世の教示者》《適者生存》などサーチカード自体は豊富だが、非クリーチャー呪文は打ち消されやすい欠点がある。
また《森林の怒声吠え》《召喚士の契約》《緑の太陽の頂点》のようなサーチ先が限定されるものもあり、《並外れた語り部》を挟むことで全てのクリーチャーにアクセス可能になる。

《ガイアの揺籃の地》へのアクセス
《まき散らす菌糸生物》を持ってくることで緑のキーカードである《ガイアの揺籃の地》に繋がる。

クリーチャーサーチの中には戦場に直接出すものが多くあり、それらは《まき散らす菌糸生物》を生かせなかった。
《並外れた語り部》が入ることで格段にサーチしやすくなる。
そしてオマケの下のアンタップ能力は《ガイアの揺籃の地》を起こして爆発的なマナに繋がる。
《まき散らす菌糸生物》を使う場合、合計7マナかかるのでターンを跨いで行動することになるが、すぐに取り返せそうだ。
手札を捨てる能力
緑の実用的なカードでは貴重。
大型クリーチャーを捨てて《呪文探求者》+《再活性》や《スーペリア・スパイダーマン》《霊体の先達》などで釣りたい。

緑単でも《変容する森林》がある。

また《ガイアの揺籃の地》を手札に引いてしまい、土地セット権を使ってしまった場合に、追加セットできるクリーチャーを探しても良いが、一旦捨てて《アルゴスの庇護者、ティタニア》で釣る選択肢もある。

《ワイアウッドの共生虫》で再利用

再利用してサーチ可能。
アドが取れるわけではないので積極的なサーチ対象になりにくいが、選択肢の一つとして。
《並外れた語り部》を戦場に出しETBにスタックで《共生虫》で手札に戻せば、《並外れた語り部》自体をコストに出来る。
一枚コンボ
マナと手札は必要だが《鏡割りのキキジキ》《守護フェリダー》と順にサーチして無限コンボ。

クリーチャー2枚で無限コンボは多く、片側がコピーなどETB能力を再利用出来るなら一枚コンボになる。
《敵対工作員》は回避可能

敵対する側のプレイングとして注意が必要。
《並外れた語り部》の上の能力は『そうしたなら~/If you do』なので再起誘発型能力ではなく、手札を捨てるかどうかの選択からサーチまでは一連の効果。
すなわち《敵対工作員》を見てから『捨てない』というプレイングが可能なのである。
一番の欠点は手札コスト
初手に引いて早めに使うことを考えると、とてつもなく重いコストである。
EDHの緑はマナ加速から重いカード連打が基本であり、3-4マナの中コスト帯のアドを取れるカードが無いと息切れしがち。妨害を受けると尚更。
アド源なしに自分からリソースを削るのは、かなりリスクが高い。
ちゃんと練られたデッキなら問題ないが、適当に眺めて組むと3-4マナ域のアドカードは物足りなく思って軽視しがち。
《ワイアウッドの呼び声、ギランラ》がなぜ強いのか理解し、《気前の良い贔屓筋》が強いと思えない限り、このカードを使うことで余計に自分の首を絞めるリスクがある。
以下の記事も参考にして欲しい。
まとめ
並外れている。
ではまた。
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