新セットのカードが続々と公開されていますね。
以下、公式のカードギャラリー。
その中でも早々にビビッと来たカードがある。
《議事会の顎、ヴォジャ》

今まで《トルシミール》のオマケとしてトークンでの登場ばかりだったが、ついに本体登場。
今回はこの期待の新人について考える。
《ヴォジャ》の強み
護法
護法はマナがタイトなEDHでは強力な除去耐性。
除去はデメリットよりもとにかく軽さを優先。
一番の理由は自分の展開が遅れてしまうから。
多人数戦でのピン除去は使う側と使われる側が損をし、干渉していない第三者に展開で置いていかれる可能性があるので、除去にマナをかけたくない。
実際の所《策謀の予見者、ラフィーン》の護法1ですら強かった。
それが護法3。
《ヴォジャ》は早い段階で置いても即死コンボというわけでもないし、基本的にピン除去では狙われない。
クリーチャー強化
《オークの弓使い》によって虐げられているエルフ達を一気にサイズアップできる。
これは革命的。
後半引いた《ラノワールのエルフ》がパンプアップの種になるのでゴミにならない。
ドロー
もちろんドロー能力も強く、これがあるからこその評価の高さ。
統率者で《ファイレクシアの闘技場》程度の能力は十分強い。
実際に《織り手のティムナ》は一線級である。
意外とシンプルなドロー能力は少なくて、リスクが高かったりクセが強いものが多い中、条件は緩い。
5マナと少し重いので出来れば2枚以上ドローを狙いたいが、狼は弱いものが多く数を稼ぎにくい。
《遠吠えの月》くらいは入れて良い気がするが、その他は微妙。

中途半端な狼をいれるくらいなら、むしろ《アクームの怒り、モラウグ》《港を滅ぼす者》などを使って、《ヴォジャ》自身で何度も殴りたい。

2-3枚ドローしつつ、クロックも馬鹿にならない。
コンボを揃える色ではないし、本人の除去耐性やサイズアップ能力からは殴り勝ちの方が狙いやすいと思う。
追加戦闘を得るカードは複数あるので金太郎飴みたいな安定した動きが出来る。
クリーチャー主体ならカウンターにも強い(EDHの打ち消し呪文は軽さ優先でクリーチャーを対象に取れないものが多い)。
もちろんモッサリした安定した動きだけでは3人を押し切れないのだが、そんな時は《仮面林の結節点》《鏡の精体》《ヴェリズ・ヴェルの盾》で自軍全部をエルフ&狼にして大量パンプアップと大量ドロー。

《悟りの教示者》や緑に沢山あるクリーチャーサーチでアクセス可能なので狙って決めやすい。
ただし横に並べるとリセットに弱くなるが難点。
《英雄的介入》《完璧な策略》などで破壊不能をつけることは出来るが、メジャーな《毒の濁流》の前で無力。
ある程度は割り切りが必要だが、早めに沢山ドローしてクリーチャーを手札に温存したい。
改善されたクリーチャーが増えるので《西の樹の木霊》で土地を並べれば復帰も容易。

まとめ
《議事会の顎、ヴォジャ》は護法、パンプアップ、ドロー能力と強力なスペック。
緑定番の《溜め込み屋のアウフ》でのアーティファクト対策から展開し、横に並べて殴り勝ちたい。
ではまた。
その他のカルロフ邸殺人事件の考察はこちら。
コメント