【EDH】《茶色のラダガスト》はどれくらい手札に加えられるのか

統率者戦(EDH)の茶色のラダガスト

自分の場にいないクリーチャー・タイプを手札に加える能力。

つまりデッキに1種類しかいないクリーチャー・タイプを捲れば、戦場に関係なく絶対に手に入る。

今日は現在の自分の緑単のリストから、期待値どれくらいでカードを手に入れられるのか検討することにした。

現在のEDHの緑単、《ギランラ》&《東の樹の木霊》レシピ。

Gilanra & Kodama - Commander (Kodama of the East Tree / Gilanra, Caller of Wirewood)
A deck created using the deck building website, Moxfield.

※MOXEIELDは随時更新中なので執筆時点と異なる可能性あり。

まずはタイプの被りが少ないクリーチャーを挙げていく。

1種類しかないクリーチャー・タイプ

11体いる。

《極楽鳥》
《喜ぶハーフリング》
《ワイアウッドの共生虫》
《溜め込み屋のアウフ》
《鋭い目、ナイレア》
《アンダーマウンテンの冒険者》
《茶色のラダガスト》
《ヴォリンクレックス》
《巨大猿、コグラ》
《頂点のアルティサウルス》
《頂点壊滅獣》

1種類しかいないタイプは、《ラダガスト》が出たときに捲ると確実に手に入る。

《ラダガスト》自体も被りがないので、他にクリーチャーがいない状態で捲ったクリーチャーは確実に手に入ることになる。

2種類しかないクリーチャー・タイプ

《歩行バリスタ》
《森呼び自動機械》

構築物。

《歩行バリスタ》がずっと戦場にいるとは考えがたく、いざとなれば自決出来る。

2種類しかないタイプは実質手に入ると期待して良いカード。

沢山いるクリーチャー・タイプ

エルフ、エレメンタル、ドルイドは多い。

複合タイプも沢山いるので単独のカウントは意味が無さそう。

ビーストは3種類しかいないので被りは少なそう。

《ラダガスト》で捲ったときの期待値は?

計算が煩雑になるので、98枚中に1種類・2種類のタイプのカードが合計13枚がある中で、X枚めくった時を考える。

4枚捲ると44%。

6枚捲ると58%

しかし実際には被りの多いエルフを捲っても必ずしも失敗するわけではない。

実際の所、デッキに39枚のクリーチャーが入っているので、X枚の中にタイプを問わずクリーチャーが含まれる確率は

4枚捲ると85%

6枚捲ると95%

と非常に高い。

つまり《茶色のラダガスト》を出して4枚捲ると44-85%の確率でカードが手に入るわけだ。

その後に《東の樹の木霊》を出すと、58-95%の確率でカードが手に入る。

場に出て確実に手に入るわけではないが、繰り返し使えることを考えると最低限の確率だけ見ても悪くない数値。

しかも1種類・2種類しかいないタイプのクリーチャーは、マナが伸びた後に引いて嬉しい高コストのパワフルなカードが多い点もポイントが高い。

追加を検討したいマニアックなタイプ

おそらく単独のタイプになりそうなパワフルなクリーチャーをピックアップする。

《茶色のラダガスト》1枚のためにデッキを変えるわけではないが、今後、《ラダガスト》を統率者にすることもあるかもしれないし。

《突出した森ワーム》

ワームは現在のリストでも不在。

毎ターン1枚ずつは《東の樹の木霊》に求められる能力ではないので今のところ採用しない。

緑単の場合、ある所を境に一気に展開する爆発力が欲しい。

《絢爛なビヒモス》

恐竜は《頂点のアルティサウルス》と被るが、2種類しかないタイプはほとんど被らないと思う。

統治者で1ドローがあるので腐りにくいが、土地からマナを増やすよりも《ガイアの揺籃の地》をアンタップ出来ることの方が価値が高くて、最近は《森呼びの自動機械》にしている。

《ガイアの揺籃の地》がクリーチャーになると更にアンタップ手段が増えるし。

《明けの林の主》

大鹿。多分被ることはない。

呪禁で《オークの弓使い》から守ることが出来るが、8マナは重い。

《自然の秩序》の踏み倒し前提だし、それならばもっと攻めるカードが良い。

呪禁のためには統治者を維持しないといけないのもちょっと難しい。

《戦闘マンモス》

象。

除去を防げるわけではないが損失は減る。

《オークの弓使い》は対象を沢山取ってくれるので、サイズの大きい生物は実質倒されなくなる。

大鹿よりは使いやすい気がするが後ろ向きだなあ。

《テラストドン》

象。

土地が割れる点はかなり強いものの、《自然の秩序》からのボードコントロールは《頂点のアルティサウルス》か《進歩の災い》が大半で、このカードを欲しいと思うことがない。

素出し限定だとちょっとコストが重い。

《茨のマンモス》

象。

昔は使っていたが即効性のある《頂点のアルティサウルス》が出てからお役御免となった。

《果て無き空、空羅》

ドラゴン、スピリット。

能動的に墓地に送る手段が少ない緑だと能力を生かしきれない。

しかし《変幻の大男》のように墓地に送りたいクリーチャーは他にもいて、緑単で良い感じのサクリ台や生け贄に出来る手段があれば採用圏内になる。

いつか登場する相性の良いカード待ち。

まとめ

《茶色のラダガスト》は《数多の声》のようにすぐに複数枚のカードが手に入るわけではないため土地を伸ばす意味では使えない。

一方で繰り返し使えるため、《東の樹の木霊》で一気に展開しているときには爆発力が期待できる。

特に意識していないデッキでも、それなりの期待値なので、今後特化デッキを組む場合はほぼ確実に手に入れることが出来るし、アドを稼ぐ緑単の統率者としては実は破格なのかもしれない。

緑単はマナ加速するような統率者ばかりに偏りがちで、実は唱えやすいコストでアドを稼げるカードは候補が少ないし、《茶色のラダガスト》はいつか作りたい統率者候補ではある。

今日はこんな所で。

ではまた。

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