【EDH】ラヴニカリマスターから統率者戦で有用なカード

再録セットなので新しい知見があるわけではないけど、こんな機会でもないと触れられないカードもあるので、色々語ります。

『ラヴニカ・リマスター』カードイメージギャラリー
2024年1月12日発売の『ラヴニカ・リマスター』で、人気のキャラクターやメカニズムを再び(あるいは初めて)体験しましょう!

《安らかなる眠り》

《死の国からの脱出》という有力コンボを潰せる。

《タッサの神託者》コンボを使う場合、自分の墓地がカラだと《忍耐》で妨害されなくなる。

しかし墓地対策全般に言えるが汎用性が低い。

わざわざ1枚の枠を割くほどかと言われると疑問。

エンチャントレスなど、別のシナジーがある場合に検討される程度。

《盲従》

強請は注釈文で白黒の混成シンボルが含まれるが、これは固有色にカウントされないので白単でも使える。

今回のテキストだと固有色的には混乱しにくいね。

《波止場の恐喝者》からの瞬殺を阻止できるものの、相手の行動を抑制するスタックス系のカードは、適当に使っても正直あまり強くない。

しかし《盲従》は一部の無限マナコンボでフィニッシャーになれる。

例えば《船砕きの怪物》で《魔力の墓所》《秘儀の印鑑》の2枚でループさせるコンボなど。

頻繁に使われるカードではないけど、サブプランやデッキによっては使えるカード。

《エンチャント複製》

《神秘的負荷》《リスティックの研究》のコピーに夢が膨らむが、手札で腐らせるリスクも相応にある。

昔から存在しているカードだけど、手札で余りがちなので調整ですぐに抜けると思う。

エンチャントレス系の青を含む強ジェネラルが登場したら使いたい。

《収穫の手、サイシス》に混成シンボルが付くくらいのやつ希望。

《サイクロンの裂け目》

登場以来使い続けられている汎用バウンス。

不利な盤面を超過でひっくり返すゲームは多く、詰み回避の保険的な採用が出来るのに、2マナで使用も悪くない性能。

自分のパーマネントを戻せないので、《波止場の恐喝者》を再利用したい時に困るが、超前のめりデッキ以外あまりデメリットは感じない。

《むかつき》特化デッキなど除いて、よく分からなければ、とりあえず入れておけば良い。

少なくとも使用感を確かめるべき必須に近いカード。

《ナルコメーバ》

《隠遁ドルイド》《欄干のスパイ》などライブラリーを一気に墓地に送るデッキでは、《戦慄の復活》のコストのために入れられる。

ただし最近は強力なコンボが多くて、リスキーで必要な枠が多いこのようなコンボは使われない。

使われた実績はあるので、今後もノーチャンスでは無いとは思う。

《交錯の混乱》

サーチの少ない青単では、サーチカードとして使われることがある。

《厳かなモノリス》+《Power Artifact》や《等時の王笏》+《劇的な逆転》などのコンボパーツを探せる。

青単ではエンチャントのサーチが困難なので《神秘の教示者》からこのカードを挟んでアクセスの選択肢もある。

勿論黒のサーチには劣るが、無いものは仕方ないし、一応カウンターとして使える、ブルーカウントにもなると、そんなに悪い性能ではない。

上述の《サイクロンの裂け目》も探せるし。

同様にサーチカードとして《幻の漂い》も稀に使われることも。

《潮吹きの暴君》

マナアーティファクト2枚による無限マナコンボが有名。

《船砕きの怪物》の方が上位互換に見えるが、クローン系のカードで《潮吹きの暴君》を2体に増やしてマナアーティファクトを使い続けて、相手の土地を全てバウンスして実質勝ちは《潮吹きの暴君》しか出来ない。

メインコンボやエンドカードを失った時のサブプランとして覚えておくと良い。

《灯の分身》 

クローン系カードは飽和状態で、《幻影の像》《ファイレクシアの変形者》《フレッシュの複製体》などもっと使いやすいカードがあるので出番は少ない。

《灯の分身》で伝説を失った生物は、コピーしても伝説性は失われたままなので、横に並べることが出来る。

過去に他のフォーマットで《深海の破滅、ジャイルーダ》で流行ったが、今後も並べたい伝説が出てきたときに活躍が期待される。

《無限への突入》

使ったら勝ち。

《納墓》+《ミジックスの熟達》などコストを踏み倒すコンボはあり、実際に昔は使われたことがあるが、今はグリクシスカラーにもっと強いコンボがあるので使用されない。

むしろ《最高工匠卿、ウルザ》《捜査員、ジェイコブ・ハーキン》などで偶発的な踏み倒しを狙う使い方が主流。

青単はサーチが弱くて2枚コンボを揃えるのが苦手で、長期戦になりがちなので、マナばかり出て普通に唱えることも稀にある。

全部引いた後の勝ち手段は、良く練る必要がある。

例えば青単は、確かに《水蓮の花びら》などからマナを増やして《タッサの神託者》で勝ちだが、青単で《タッサの神託者》は弱い。

無駄なカードを少なく勝つために、例えばこうする。

デッキを全部引き切った後、浮きマナが全く無くても、各種モックス、《魔力の墓所》《太陽の指輪》《魔力の櫃》などでマナを増やすことが出来る。

足りなければ《蒸気の連鎖》をコピーし続けて自分のマナアーティファクトを一気にバウンスして出し直す。

マナを捻出して《潮吹きの暴君》を出した後、マナアーティファクトを使って無限マナ。

《幻影の像》《ファイレクシアの変形者》で《潮吹きの暴君》をコピーし、マナアーティファクトを唱え続けて相手のパーマネントを全てバウンス。

最後に《時のらせん》で自分のライブラリーを修復してターンを終了する。

毎ターン相手のパーマネントを全てバウンス出来、自分の手札は最高の状態を保てるので、後は殴って勝ち。

めんどくさい手順だなあ、100枚デッキだから1枚くらい無駄なカードがあっても良いじゃん、と思われるかもしれないが、EDHのデッキ職人達はこの一枠を削るために全力でカードの組み合わせを考える。

《欄干のスパイ》

裏面が土地の両面カードのおかげで、土地を1枚も採用せずライブラリーを全て墓地に送るデッキは組むことは可能。

可能なんだけど、強いとは言ってない。

《ミジックスの熟達》

《無限への突入》で触れたが、《納墓》で埋めた高コストスペルを踏み倒せる。

他に《ドラゴンの嵐》も使われる。

黒赤ならストーム1で勝てるので、《ミジックスの熟達》から《ドラゴンの嵐》を唱えるだけで良い。

《召喚の調べ》

ずっとお世話になっている。

緑単はもちろん、トラシオス&ティムナでも《タッサの神託者》のサーチ手段として使う。

インスタントで戦場に出せるので、《Demonic Consultation》を持っていればインスタントウィンが可能。

相手のコンボ、それに対する妨害合戦を見てから仕掛けられるのでインスタントウィンは決定力が非常に高い。

狙って出来るものでは無いけど、偶然揃った場合には狙いたい。

《変幻の大男》

《閃光》が禁止になって使われることはほとんど無くなったけど、《納墓》+《ネクロマンシー》などカード2枚4マナ前後で墓地送りに出来るので、デッキによっては使える。

《極楽鳥》

昔も今も安定のマナクリ。

《オークの弓使い》で狙い打ちにされることがあるとはいえ、多色デッキでは色マナ安定としても有能なので何だかんだ使う。

マナ加速大事だし。

《新生化》から《タッサの神託者》にアクセスしたり、《異界の進化》《自然の秩序》の生け贄にするなどマナクリの需要はEDHでも高い。

《楽園の拡散》

森(デュアランも可)にしか付けられないので多色デッキだと1ターン目に付ける対象が無くて不安定。

色が少なめ、緑メインのデッキでは1マナ域の加速として大事。

ただし色が少ないデッキでも、色んな特殊地形を入れると対象が無くなるリスクもあるので、森はしっかり入れたい。

《審判官の使い魔》

EDHで使う人は少ないと思うが、僕は好き。

トラシオス&ティムナでは、《ティムナ》用の回避能力もちアタッカー、相手の2KILLを牽制、ブルーカウント、《新生化》《異界の進化》のコストとかなり役立っている。

特に《新生化》→《タッサの神託者》のために1マナ域は大事だけど、マナクリばかり入れてもアタッカー不足になるので、1マナで回避能力+αは有能。

《死儀礼のシャーマン》

多人数戦なのでフェッチランドはどこかしら落ちると思うが、マナクリなのにたまにマナが出なくて計算が狂う。

対象を取るのでマナ能力ではない点は注意。

能力の解決中にマナを支払う予定がある場合は予め出しておく必要がある。

マナ能力ではないためスタックにのるし、対象不適正になるとマナが出ないので《死儀礼のシャーマン》同士でにらみ合うと動きにくい。

デメリットはあるとは言え、昨今は《オークの弓使い》の影響でタフネス2の価値が上昇しており、色が合うなら《極楽鳥》よりも優先して入れたいカード。

《波乱の悪魔》

《波止場の恐喝者》と組むとヒドいことになるし、《波止場の恐喝者》を無限に出し入れするデッキではフィニッシャーにもなる。

しかし適当に置くと相手のフェッチランドなどにも反応して、かなりの損害を与えるため真っ先に除去される。

《野生の朗詠者》

使い捨てマナ加速、《召喚士の契約》で持ってこられる色マナフィルター。

EDHでは、このカードまで使うような尖ったデッキは稀。

ただ前のめりデッキを組む際には選択肢に挙がってくるかも。

《龍神、ニコル・ボーラス》

他のプレインズウォーカーの能力を持つ珍しい効果で、《運命を変える者、アミナトゥ》と並べてブリンクし合うコンボが一応ある。

《大いなる創造者、カーン》

アーティファクトを止めると多くのデッキが困る。

《カーン》は0マナアーティファクトを潰していけるので、後で除去されたとしても一定の爪痕は残せる。

ただ4マナは重い。

相手を減速させるのに、4マナは本当に重い(二度目)。

各色の印鑑

多色デッキだと色マナ安定化のためにたまに使われる。

単体でマナが出ないので、優先順位的には《秘儀の印鑑》《友なる石》ときて、次に使うのは各種タリスマンかな。

しかしEDHでは《太陽の指輪》《古の墳墓》など無色マナの供給源が沢山あるので、色マナを一気に増やすためには印鑑シリーズも大事。

特に統率者が無色2マナを使えないような多色クリーチャーの場合、マナ変換の有り難みを感じる。

《パルンズの剣》

クッソ重いが、タップでマナが沢山出るクリーチャーと組み合わせて無限マナ。

《暗黒のマントル》《威圧の杖》で十分なので、ここまで使われることは稀。

《雲石の工芸品》

無限コンボのお供。

例えば《波止場の恐喝者》+適当なクリーチャーで、クリーチャーの総コスト<宝物から出るマナとなれば無限マナ。

ショックランド

コレがあるからリマスターしたんやろ?

EDHの多色デッキは強力な5色土地、フェッチ、デュアラン、ショックランドで支えられています。

いつもお世話になっています。

 

というわけで、ラヴニカリマスターの再録カードでした。

ではまた。

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