【EDH】カルロフ邸殺人事件を統率者目線で考察その2

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『カルロフ邸殺人事件』カードイメージギャラリー
2024年2月9日発売の『カルロフ邸殺人事件』の謎を解き明かしましょう。

《門衛のスラル》

《タッサの神託者》を止められる。

その他にも強力なETB持ち生物は多数いる。

類似カードと比べて瞬速が偉くて、ギリギリまで隠すことが出来るので妨害性能は高いし、カウンターと両立できる。

自身の能力で《オークの弓使い》のETBを止める上にタフネス2なので瞬殺されない。

ただし、このカードを使用する分の1枚の損失を補える手段がないと、特定の相手に負けにくい行動にはなっても、勝てる行動にはならない。

置物妨害カードを使う上で大事なことは、相手の妨害でなく、自分の勝利に繋がっているかどうか。

回避能力を持っているので《織り手のティムナ》で生かしたいが、青を足すと《タッサの神託者》を自分で使いがちだしなあ。

自分が影響を受けないようにETB持ちを外そうと考えると、デッキパワーは落ちがち。

その点でもこういうカードは使いにくいと思う。

《プロフトの映像記憶》

今のEDHはすぐに手札が溢れかえるため、手札上限を無くすカードは付加価値によっては採用圏内になる。

この手のカードの問題点である使うとアド損を、ETB能力の1枚ドローで解決している。

更に自身の能力で即座にクリーチャー強化も出来る。

サイズアップで攻撃を通しやすくなるし《ティムナ》とめちゃくちゃ相性が良いのでは?と思ったが、《ティムナ》の能力のドローは戦闘後メインフェイズであり、+1/+1カウンターを置けないという噛み合いの悪さ。

惜しい。

《切望の隼》

一気に相手にクリーチャーを押し付けて、《家路》《子守り大トカゲ》《刻印》で回収は夢がある。失敗したら終わるけど。

最悪、少数のパーマネントを押し付けて自身の能力で回収できるが、さすがに悠長だしリスクが高い。

替えが効かない固有な能力なので、結局コンボが揃わないと使えないのが欠点で、複数のカードを揃えるなら即死コンボ使えば?となりがち。

つまり《卓絶》か?

ライフが20以上だと敗北する

自分のライフを20未満にしておかないと、そもそも出せないけど。

《からみつく鉄線》《石のような静寂》《秘儀の研究室》など、誰がコントロールしていても変わらないパーマネントならリスク少なく押し付けられる。

そういうデッキならアリなのかもしれないが、わざわざ使う程かというと…

《犯行現場の再現》

これはちょっと革命的なカード。

《納墓》で《無限への突入》を墓地に落として、このカードで踏み倒す。

今までこの動きをするには青では《呪文ねじり》の6マナだった。

赤には《ミジックスの熟達》の4マナがあり、青黒だけだと微妙に弱かった。

勿論リアニメイトのように使うこともで来て、例によって《溜め込む親玉》を《納墓》で埋めて出しても良い。

またインスタントで相手のカードにも反応できるので、相手が墓地に落としてリアニメイトしようとしたカードを奪い取ったり、《死の国からの脱出》に対応して相手の墓地のチューターを消して妨害しつつ自分の展開をするなど、《ミジックスの熟達》と比べると腐りにくい。

問題は色拘束だが、使いたいデッキが基本的には青単か青を含む2色だと思うので何とかなりそう。

青+何かの2色デッキだとサブコンボが充実していないことが多くて、こういうカードで補強したい。

《育殻組の誉れ》

15枚ドローは夢が膨らむ。

《Shield Sphere》《樹上の草食獣》、その他にも色んな壁を並べて高速キャストというのも、今までには無い構築となり新鮮。

脅威の0マナでタフネス6

マナが軽くなればキャストから即座に能力起動、壁で殴って4-6枚ドローも狙える。

壁に拘らなくても例えば1/1、3/3、4/4と生物を並べるだけでも3マナで唱えられる。悪くない。

攻撃が通らない盤面でも、タフネス15を生かして《神秘の教示者》から《エント最後の進軍》という一撃必殺もある。

《ギルドパクト、ニヴ=ミゼット》

2色推すなあ…

《ニヴ=ミゼット再誕》と比べて2色カードは少なめで構築できると思う。

1つでも置ければ恒久的にアドを稼げるので、どうしても困ればサーチカードで持ってこれば良い。

《死儀礼のシャーマン》を《破滅の終焉》で持ってくるなど。

しかし何でも焼ける能力のせいで、システムクリーチャーを残したい対戦相手からは除去の的になりそう。

単色からの呪禁にしてくれ。

《地震土竜、アンズラグ》

能力を起動できれば、対戦相手の何人かの盤面をガタガタに出来るし、他のクリーチャーの攻撃は素通りなので殴り勝ちを狙いやすい。

ただし起動型能力を使った上で除去やバウンスを受けると相当渋い。

《混沌の守護者、ラクドス》

一番展開していない相手を選び続ければ、実質的に毎ターン2枚ドロー。

終了ステップに誘発するので、出してすぐ仕事をするのが偉い。

《テヴェシュ》と比べると色々と厳しいものがあるので、初動全振りデッキではなくて、赤黒特有の速攻もありながら長期戦も戦えるデッキを目指したい。

諜報ランド

タップインは非常に弱いのだが、基本土地タイプを持つ土地の亜種の中ではマシな方。

2色デッキを組むと、しばしばフェッチランドで持ってくる土地が無い問題に直面する。

例えば緑単タッチ赤を考える。

森か山のデュアランを持ってこられるフェッチランドは7枚採用すると、このうち3枚は山しか持ってこられない。

《Taiga》《踏み鳴らされる地》の2枚しか入っていないと、序盤に森しか持ってこられないフェッチでサーチしてしまった時に、後半に山フェッチで持ってくるものが無くなることがある。

そのため、経験的にタッチカラーの方の基本土地を1枚入れるのだが、タッチカラーの《山》を素引きした時が本当に弱い。

3枚目の森・山を入れたくなるのだが、基本的にはタップインで躊躇してしまう。

諜報ランドもタップインではあるが、逆に後半に余ったフェッチからトップ操作の選択肢が生まれると思うと悪くない。

まあ、悪くない程度なんだが…

まとめ

新セットのEDH的な考察でした。

ではまた。

 

 

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